先端がんのエッセンシャル統合医療に「メチオニン制限食」「メチオニン分解酵素」を取り入れる重要性

がんの治癒・改善・予防の効果で世界的に大きな注目を集めている「メチオニン制限食」と「メチオニン分解酵素」による最新治療法をご紹介します。
復習してみましょう。
食事から摂取されたアミノ酸はたんぱく質の材料となります。自分の体内で合成できるアミノ酸と合成できないアミノ酸があります。体内で合成できないアミノ酸を「必須アミノ酸」といい、食事などで体外から補給しなければなりません。 メチオニンは必須アミノ酸の一つです。卵や乳製品、肉や魚(特に鰹節、しらす干しに多い)などの動物性たんぱく質に特に豊富に含まれています。 必須アミノ酸の中でも、メチオニンはさらに特別な存在です。というのも、体内でたんぱく質を作る際に最初に必要とされるのがメチオニンなのです。そのため、メチオニンが足りないとすべてのたんぱく質の合成がうまくいかず、細胞合成や成長に支障が出ます。特に体が育つ成長期にはメチオニンの必要量は大幅に増えますので、成長期にメチオニンの摂取量が足りないと十分に成長することができません。
したがって、進行がんに対する新しい治療法が、早急に必要なのです。そこで、必須アミノ酸の一種であるメチオニン制限食は、進行がんに対して、単独でも化学療法などその他の治療と組み合わせても、有効な治療の一つの選択肢として注目されています。 メチオニン制限食の初期段階の臨床試験が、進行性のがんに罹患した成人の患者さんに対して実施されました。その結果、進行がんの患者さんでもメチオニン制限食は安全で、実践的な治療方法として有効であることが分かりました。
また放射線に対して反応しなかった腎臓がんの患者さんでも同じような結果が得られました。 メチオニン制限食は化学療法との併用でも相乗効果がみられる可能性があるでしょう。進行性のがん治療としてメチオニン制限食に関して更なる研究が期待されています。 実は、人の細胞にはオートファジー機構による「メチオニンのサルベージ回路」というものが存在します。〝サルベージ〟とは〝救済〟という意味で、本来食事の摂取によって血液中から供給されるはずのメチオニンがメチオニン制限によって足りなくなっても、細胞中のサルベージ回路によって古いたんぱく質をリサイクルすることでメチオニンが再合成されるため、細胞の代謝や恒常性の維持には特に問題がないのです。
ロバート・ホフマン教授(米国カリフォルニア大学サンディエゴ校)らが開発した
「メチオニン分解酵素」
そこで、普通に卵や乳製品、肉、魚を食べても、厳格な菜食主義者と同じように食事中のメチオニンの吸収を8割ほど阻害してくれる「メチオニン分解酵素」というものが開発されました。開発したのは、米国カリフォルニア大学サンディエゴ校のロバート・ホフマン教授らのチームです。メチオニン分解酵素は「メチオニナーゼ」というメチオニン代謝酵素を経口摂取できるようにしたもので、1日2回の食事の直後に飲むことで消化管内のメチオニンを代謝分解して体外に排出してしまう、というものです。米国ではすでに症例研究で使用され、前立腺がんや乳がん患者の腫瘍マーカーが劇的に下がったと報告されています。また、同じ代謝経路に影響を与える「5FU」という抗悪性腫瘍薬や放射線との併用治療でも高い効果が期待できるといわれています。
メチオニンPET検査について
11C-メチオニンPET検査の特徴と目的
メチオニンは、たんぱく質を構成するアミノ酸の一つで、細胞分裂が活発な腫瘍細胞に取り込まれる性質があります。この性質を利用して行う検査が11C-メチオニンPET検査です。11C-メチオニン(Methionine)検査は、11C標識アミノ酸をトレーサーとして用いた検査の1つです。必須アミノ酸の一つであるL-Methionineは正常細胞から変化したがん細胞の代謝における中心的な役割をはたしており、悪性細胞において取り込まれる事(アミノ酸トランスポーターによる脳血流関門の通過やメチル基転移反応、蛋白合成の増加を反映)を利用しています。
11C-メチオニンは、正常組織への集積が少ない為、脳・他の腫瘍等の診断に有用とされています。
また、他の画像診断では見分けづらい放射性壊死などの部位と腫瘍を鑑別出来るため、放射線治療(ガンマナイフなど)の治療計画や、治療方針の決定にも用いられます。
検査前の注意事項
【検査前の食事について】
検査前日の夕食は普段通りお召し上がりください。検査5時間前から絶食してください。
【検査前の飲水について】
水やお茶などはご自由にお取りください。ジュースやスポーツドリンクなどの糖分・アミノ酸を含む飲み物は禁止です。
【妊娠、授乳中の場合】
妊娠の可能性がある場合は検査が出来ません。母乳をあげている方もご相談ください。
【お薬について】
心臓病や高血圧等の内服薬は通常通り内服してください。
有効な疾患
脳腫瘍(神経膠腫)や放射線治療後における効果判定、再発病変の検索など。
他に体幹部(頭頚部や骨盤内の腫瘍やリンパ節転移の診断)に有効という報告もあります。
医療法人社団悠健ドクターアンディーズクリニックでは、先端がんのエッセンシャル統合医療の食事療法の中、メチオニン制限食下の治療効果をリキットバイオプシーと一緒に判定します。ご関心のある方は医療法人社団悠健ドクターアンディーズクリニックへご相談ください。
クリニックの紹介
医療法人悠健ドクターアンディーズクリニックは、がん治療の専門クリニックです。 平成元年開設以来、33年間、東京六本木にて、地域・国際医療を貢献して参りました。 ドクターアンディーズクリニックは、がんのエッセンシャル統合医療を提唱しています。 リキッドバイオプシーという血液中を循環しているがん細胞(CTC)を検査出来るクリニックです。PET、CT、MRIなどでは、3㎜以上の大きさになるまで発見できませんが、リキッドバイオプシーは直径1㎜以下でも発見が可能です。一方、Dr. Andy’s Iodine LF ヨウ素(院内調剤)治療は、がんと再発・転移の原因となる抗がん剤や放射線への抵抗性を有しているがん幹細胞に効くことで注目されています。治療効果・がん細胞の動態等をリキッドバイオプシーでリアルタイムに測定できるクリニックです。 ヨウ素療法と共に、がん免疫細胞療法、がん遺伝子療法、大量自家血オゾン療法、高濃度ビタミンC療法、キレーション療法、腸内フローラ療法、ヨモギと笹療法、がん患者食事療法等の集学的な療法を用いて、がんの住みにくい環境を創ります。がん幹細胞を標的とした治療法を確立することで再発、転移のリスクの少ないがん治療へとつながることが期待される。 また、厚生労働省が認定した特定認定再生医療等委員会によって、安全性、有効性等について審査を受け、再生医療等安全性確保法第二種「脂肪由来間葉系幹細胞による慢性疼痛治療・糖尿病治療」、再生医療等安全性確保法第三種「NKT細胞標的療法」の再生医療等提供計画を提出、受理され、登録した公的医療機関でもあります。
Dr.アンディーのProfile
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1981年 国立岐阜大学医学部卒業
国際ロータリー米山記念財団奨学生1986年 国立岐阜大学大学院 整形外科学修了
(がん治療と免疫研究で医学博士取得) 日本政府文部科学省外国人国費研究奨学生1986年 名古屋大学形成外科勤務後、欧米の有名な薬学科学者、がん治療専門医、 アンチエイジング専門医のもとで研修、研究を進める 1989年 ドクターアンディーズクリニック開設 1999年 カナダ(トロント)に北米研究所設立 (ナノテクノロジーレベルの「経皮吸収ドラッグデリバリーシステム」の研究) 2018年 医療法人社団悠健 設立


研究者番号: 40903026
Dr.アンディーの著書
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がんに打ち勝つ資料
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https://drandysclinic.com/page-7714/
ステージ4がん転移治療に関する学会発表
https://drandysclinic.com/post-7743/
ステージ4末期がん治療の成功、関連する研究のためGusi World Peace Prize(2022)医学賞を受賞。
「がんのエッセンシャル統合医療」と「リキッドバイオプシー」の第一人者。
日本再生医療学会正会員 日本癌学会会員、他21学会会員 再生医療治療を提供しています。
再生医療の可能性
http://www.drandy.com/new/drandy再生医療.pdf
幹細胞による糖尿病治療
https://drandysclinic.com/page-7482/
幹細胞による慢性疼痛治療
https://drandysclinic.com/stemcell/
主な趣味は、生花(錦花池坊流師範資格を持つ)、身体を動かすこと、詠春拳(葉問の大弟子、 Bruce Leeの師兄黄順良に師匠)、ドライブ、クルーズ、社会奉仕活動、
特に国際ロータリー補助金プログラム、子ども食堂に関する活動です。 また、70ヶ国に渡る人道的な奉仕活動により
国際ロータリーの最高栄誉賞「超我の奉仕賞」受賞、
1989 https://sites.google.com/site/rotary100jiten/yougo-shuu/a-kudari/ayuki/richou-waga-no-houshi-shou
東久邇宮記念賞受賞、2019
https://higashikuniprize.org/
Gusi World Peace Prize医学賞受賞,2022
https://en.m.wikipedia.org/wiki/Gusi_Peace_Prize
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